北海道建設新聞 平成18年9月28日木曜日 にて
川村社長のインタビュー記事が掲載されました。
北海道建設新聞 平成18年9月28日


攻めの戦略 どうなる戸建て市場
 住宅づくりのノウハウ、全国に

 


旭川は、戸建て住宅の激戦地。老舗のカワムラは、「YOUトピアカワムラ」の知名度と、きめの細かいサービス、ニーズを先取りした多彩な商品開発で競争勝ち抜きを目指す。ここ数年は健康住宅路線を展開。住宅の付加価値を高めつつ、工場での生産効率を上げて価格を抑える経営努力を怠らない。戦略の背景にある考え方を川村純一社長に聞いた。

−旭川地区の受注環境はどうか。またこれからどう変化すると考えるか。
戸建て市場は金利上昇や消費税増税前の駆け込みなどさまざまな要因で、ここ数年は追い風になるだろうが、長期的には2-3割の着工減が予想される。旭川では地場ゼネコンが続々と住宅市場に参入して競争が激化している。住宅に関しては数多くの情報と商品があふれている。消費者を満足させ、期待に応えるためには、きちんとした企画力や営業力、技術力を備え、密着したサービスと安心感を提供し、年間100棟以上の需要に対応できるような企業規模になることが求められるのではないか。

−商品開発の多様化は高コスト体質を招くのでは。

「品質は高いが価格も高い」と言われていた時期もあったが、15年ほど前から地元でまじめに働いている人が普通に入手できる、2500万円程度の土地付き高品質住宅を提供する努力を続けている。中でも当社が力を入れる健康に配慮した住宅の場合、ヒノキ材や羊毛断熱材、木炭塗料といった目に見えない部分に気を配っている。
  当社では全自動ロボット加工システムを使って、外装材や床材、下地材などほとんどの住宅部材をプレカット加工している。工場生産化率51%にもなり、材料のコスト、品質を落とさずに生産性を上げることで、いいものを安く提供することがきる。当社の試算では、通常の住宅に比べてコストを約2割圧縮し、その分、仕様を上げている。

−顧客サービスを重視しているようだが。

世代を超えてお付き合いしてもらえる会社にならなければ、生き残っていけないだろう。いくら競争が厳しくなっても最後はその部分で差が付き、真価が問われる。サービス面の重視はOB客からの紹介はもちろん、今後増加する増改築のリピート需要にもつながる。
  ことし4月からインターネットで自宅の建築工事の進ちょく状況が確認できるサービス「OBS(=オープンビルドシステム)」を始めた。また、全棟で構造計算書を提示するなど、付加価値を高めている。

−7月末から展開している「MERITS(=メリッツ)」について聞きたい。

暮らしに本当に必要なものをコンパクトにまとめることで、イニシャルとランニングのコストを抑えることができる。東京など大都市では狭小地でも豊かな暮らしをしている家がたくさんある。部屋数や敷地の無駄を省こうという発想だ。利便性の高い約40坪の土地に26坪の住宅を建て、家具とエクステリアをそろえて建て売りで2180万円を実現した。浮かせたお金で高級車や海外旅行などを楽しむことができ、大きなゆとり、すなわちメリットが生まれる。まず3棟を販売したが、好評で、「MERITSU」を10月末に発表する予定だ。

−縮小する市場に立ち向かう戦略は。
旭川では年間の気温の寒暖差が65度から70度にもなり、ここで培った住宅づくりのノウハウはかなり高いレベルにあると自負している。高気密高断熱に対するニーズの高まりから、北海道仕様の住宅はこれから本格的に全国に広まっていくだろう。いわば一つのビジネスチャンスとしてノウハウを全国に広めたい。


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